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「人は木の家が好きである。」
これに反論する人は少ないと思います。
最近は新建材を多用して室内に本物の木材が使われることが少なくなっていますが、新建材に印刷されているのは木目の柄が圧倒的に多いのはなぜでしょう。
木が嫌いならばわざわざ木目の柄を印刷したりすることはないはずです。
また、人は森の中を歩く時に何とも言えない安らぎや心が洗われる様に感じますが、それは視界による効果だけでなく樹木から放出されるフィトンチッドに代表される物質の効果があるからだそうだす。
その他にもテルペン類などの精油分やヒノキチオール等が人にとって良い効果をもたらしてくれる物質だと言われています。
それらの物質は精神安定効果のほかにも殺菌、防腐、防虫などの効果や呼吸器系、循環器系、高血圧などの治療に役立つ薬用効果もあるようです。


ボックス1木材の断熱効果について
真冬に鉄の棒を素手で握る事を想像してください。
凄く冷たい、ですよね。
では、木の棒の場合はどうでしょう。
鉄に比べたらずっと冷たくないですよね。
私たちは、経験上誰でも知っている事です。
でも、鉄の棒も木の棒も同じ温度なのです。
では、何が違うのでしょう。
実は、熱の伝わる速さが違うのです。
焼けたフライパンを持ったところを思い出してください。
手で持つ柄の部分は、鉄ではなく木で覆われています。
そうなんです。木は鉄よりも483倍も熱の伝わる速さが遅いのです。
木は、夏の暑さ・冬の寒さを伝えない優れた素材なのです!

木のフローリングや畳は、体温を奪うのがゆっくりなので人にやさしい素材なのです。
直接触れていなくても輻射により熱は移動します。
壁や天井も熱の移動の遅い素材、熱伝導率の遅い素材が快適さを高めてくれます。
木材の断熱効果


ボックス1木材の調湿作用 について
木は呼吸する素材だといわれています。
木材は、調湿機能があり住む人に快適な方向に湿度を調整してくれます。
内装に木材を調湿機能を防げない状態で使用すると効果が高くなります。
外断熱などで壁体内も通気できる工法の場合は建造材・端柄材の木材の調湿機能が働きますのでさらに有効です。

木造で家を作っても内装にビニールクロスを張ったり、気密をとるために気密シートを張ってしまうと調湿機能は、期待できません。さらに乾燥のいいかげんな材木を合板やビニールで覆ってしまうと木材が乾燥する時に吐き出す湿気が壁体内にこもり結露の原因やカビ・腐朽の原因になってしまう事もあります。
人が生活すれば屋内に水分を発生させることになります。炊事、洗濯、暖房、発汗などにより室内空気中に水分が放出されるのです。
ちなみに4人家族が生活する住まいの中では、1日に約6リットルの水分量を発散させることにもなります。
この大量の水分に逃げ場がなければ、冬場に結露が生じるのも当然ですね。
腐朽菌のしくみ

また、傾斜地に家をつくる場合等にとくに多く被害が出やすいのが、床下の土が湿って土台・大引き・柱などを腐らせてしまう例です。
床下の防湿工事がしっかりされていないのが原因です。
木材は、乾燥状態に保てば1000年以上でも強度は保てます。
木材は乾燥することで初めてその長所を発揮します。
昔、家を建てる際には伐採した木をじっくりと乾かしてから製材し、さらに乾燥させてから狂いを取り除いて建てていました。
現在は、伐採をし製材〜完成まで半年未満なんていうことも珍しくないようです。
安く、早く家を建てることだけを考えて乾燥が不十分な材料(グリーン材)で家を造ると木の長所を活かせずに短所だけが目立ってしまいます。
数年前より人工的に乾燥させた木材(KD材)が市場に流通するようになりましたが、乾燥技術や管理方法に問題があるのか、まだまだ含水率にばらつきのある製品が出回っているのが現状のようです。
住宅金融公庫の次世代省エネ基準には使用する構造材は含水率20%以下の乾燥した材料を用いるとあります。
しかし、北関東における平衡含水率は13%ほどになりますので20%程度の含水率では構造材の割れやねじれ、寸法の変化がおきてしまうことになります。
家を建てる際には乾燥剤(KD材)という言葉だけに留まらず含水率が何%なのか確認することが大切です。
当社ではそのようなばらつきのある構造材を嫌い加工工場に行き品質管理の状況を確認した上で、柱には構造用集成材と含水率15%程度の桧の乾燥材、梁材には北米産の米松(ダグラスフォー)を使用しています。

木材の含水率(木材の水分含有量を示した数値のことです)
木材の含水率



ボックス1木材の強度について
木は伐採してからのほうが強度が増します。伐採してから200年くらいは年々強度が増し、その後少しずつ強度が低下して1000年くらいで伐採した当時の強度に戻ります。


ボックス1木材の耐火性について
木は燃えても表面が炭化するだけで、芯は残ります。これを炭化皮膜と言います。
木には、皮膜を作って自己防衛する性質があるのです。
これも木が生きているという証拠ですね!
鉄は600℃で約3分の1程度の強度になってしまいますが、木は600℃でも表面を炭化させ、倒れずに自立しているそうです。
木材・鉄・アルミニウムの加熱による強度の低下




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